食品品質表示(食品表示・原材料表示)用ラベルプリンターの選び方



食品品質表示(食品表示・原材料表示)用ラベルプリンターの選び方

こちらのコーナーでは食品品質表示(食品表示・原材料表示)に特化したサトー製ラベルプリンター(バーコードプリンター)の種類と特徴、そして選び方を詳しくご紹介させて頂いております。

◎ご使用方法によって分かれるラベルプリンター 3つの分類
 サトーの食品品質表示(原材料表示)用ラベルプリンターは、大きく分けて「スタンドアローン
 型プリンター」「半スタンドアローン型プリンター」「ワイヤード型プリンター(ネットワーク型プリ
 ンター)」の3つに分類されます。それぞれの特徴は、下記の通りです。
 
 ①スタンドアローン型プリンター(プリンター単体で動作するタイプ)
  
  スタンドアローン型プリンターは、プリンター単体で商品情報(品名・原材料名など)の
  登録とラベル発行が行える為、日常的なラベル発行業務に関しては、コンピュータは
  一切不要
です。(※FI212Tのみ、レイアウト情報の編集にはWindowsPCが必要となります)

  このタイプのプリンターは、下記の様な場合にお勧めです。
   ・食品へのラベル貼り付け数が、1日当り数百枚程度までの場合
   ・コンピュータの扱いに不慣れな方がお使いになられる場合
    →レイアウト情報の登録を行った後は、プリンター特有の簡潔な操作方法となりま
      すので、コンピューターについての知識は特に必要ありません。
   ・パートさん等にも、簡単な説明でラベル発行を行ってもらいたい場合
   ・プリンターの設置場所を、出来る限りコンパクトに抑えたい場合
   ・小ロット販売に対応したラベルを使用する事で、ラベル在庫をなるべく少量に抑え
    たい場合

  
  【対応機種】FI212T+別売のFIツールPRO (レイアウトの登録・編集にはWinPCが必要)
         TasshaBarlabeKi(フリー仕様)BarlabeKe(フリー仕様)
         DR300i(食品仕様+タッチスクリーン)など

  こちらの機種は、少々複雑(特殊)となっておりますレイアウト登録も、お届け前に予め
  お客様のご要望に合わせたレイアウトを弊社にてご登録させて頂きますので、プリンター
  到着後は、その書式に合わせてすぐに必要なラベルの入力・発行を行って頂けます。
  商品情報の入力や発行操作は、とても簡単ですので、少量のレイアウトで事足りる
  ご利用方法の場合には、もっともお勧めのプリンターとなります。


 
 ②半スタンドアローン型プリンター(発行時のみ単体で動作するタイプ)
  
  レイアウトや商品情報を、Windowsコンピュータを使いメモリーカード(SDカード)に登録
  し、そのメモリーカードを使ってプリンターからラベル発行を行う機種です。
  ※レイアウト情報や商品情報の登録には、別途Windowsコンピュータが必要です。
  

  このタイプのプリンターは、下記の様な場合にお勧めです。
   ・食品へのラベル貼り付け数が、1日当り数百枚程度までの場合
   ・Windowsコンピュータをある程度操作可能な方がご利用になる場合
    ※目安としては、Windowsコンピュータへ、スキャナやカメラ、プリンター等の外部
     機器を、お一人でセットアップ可能な方など。
   ・既に商品情報をコンピュータで管理している方で、そのデータをコピー&ペースト
    やcsv形式でメモリーカードへの登録時に流用する場合
   ・プリンター設置場所を出来る限りコンパクトに抑えたい場合
   ・パートさん等にも、簡単な説明で発行を行ってもらいたい場合
   ・小ロット販売に対応したラベルを使用する事で、ラベル在庫をなるべく少量に抑え
    たい場合

  
  【対応機種】FI212T+標準添付のFIツール

  こちらのタイプは、サトー製ラベルプリンターではFI212Tが対象機となります。
  レイアウトの登録を行うには、付属の専用ソフトウェアに対する理解が必要となりま
  すが、コンピュータ操作に抵抗がない方には作業がしやすく、コンパクトでお勧めの
  プリンターとなります。


 
 ③ワイヤード型プリンター・ネットワーク型プリンター
   (常時コンピュータとの接続が必要なタイプ)

  
  Windowsコンピュータに、プリンターを常時接続したままの状態でラベル発行を行う
  機種です。一般的なコンピュータ用プリンターと、同じ様な使用方法となります。

  このタイプのプリンターは、下記の様な場合にお勧めです。

   ・簡単操作な食品品質表示専用ソフト「しょくぷり」を使用する場合
    ※特にお勧めの使用法です。詳しくは、下欄の説明をご覧下さいませ。
   ・食品へのラベル貼り付け数が、1日当り数百枚程度までの場合
    →Lesprit(レスプリ)シリーズやEtVie(エヴィ)が最適です。
   ・食品へのラベル貼り付け数が、1日当り千枚以上の場合
    →CL、SG、SR、MR、MTシリーズ等のスキャントロシリーズが最適です。
   ・既に商品情報をコンピュータで管理している方で、そのデータをラベル発行時に
    利用する場合
   ・WordやExcelからの印刷命令で、ラベル発行を行いたい場合(ドライバ使用)
   ・数十種類のレイアウトを使い分けて、ラベル発行を行う場合
   ・頻繁にレイアウトを変更する必要がある場合
   ・在庫管理プログラム等、別のプログラムとリンクして使用する場合

  
  【対応機種】MT・MRシリーズSRシリーズRT308REtVieLespritシリーズ
         スキャントロシリーズSATOCシリーズ

  こちらの機種の場合、お手持ちのWindowsコンピュータに合わせた初期設定(プリンタ
  ドライバの登録、印刷ソフトウェアの登録)が必要となります。また、使用する印刷ソフト
  ウェアに対しても、操作方法や設定方法を時間をかけてご理解頂く必要がございます。
  
  導入や操作には相応の技術と時間が必要となりますが、ご使用者が思い描く通りのレ
  イアウトで手軽にラベルの発行を行うことが出来る様になりますので、レイアウト数が
  何十通りもある場合や、レイアウトが頻繁に変わる場合、コンピュータと常に商品情報
  が連動している必要がある場合などには、かなりの威力を発揮します。
  
  《弊社お勧めソフトウェア 「しょくぷり」について》
  Lesprit(レスプリ)にて食品品質表示(原材料表示)を行う場合、弊社ソフトウェア
  
「しょくぷり」が大変お勧めです。こちらのソフトウェアは、農林物資の規格化及び
  品質表示の適正化に関する法律(JAS法)に基づく、食品表示(品質表示基準)と
  JAS規格(日本農林規格)、食品衛生法、そして資源有効利用促進法(容器包装
  リサイクル法)に準拠した表示方法で、
大変効率的な表示が可能となっています。
  また、安価な他社製汎用ラベルプリンターでは殆ど対応がない、実際の業務に
  必要不可欠な様々な機能もしっかりと搭載。導入がラクで、使い易く、ラベル作成
  時間を出来る限り軽減するのに一役買います。
詳しくはしょくぷりの特集ページへ


以上、それぞれの分類によって大きな特徴がございますので、ご導入の際には、 まずこの3つの分類を念頭にお考え頂ければと思います。

◎紙質とプリンターの印字方式について
 上記3つの分類から1種類をお選び頂いた後は、使用する紙質を選びます。
 ラベルプリンター用の紙質には、大きく分けて「感熱紙」と「普通紙」の2種類があり、それぞれ
 の特徴は下記の通りとなります。

 
 ①感熱紙(サーマル紙)
   サトー製ラベルプリンターは、上記の殆どの機種で感熱紙(サーマル紙)が使用可能
   です。感熱紙は、食品品質表示用ラベルとして一般的に最も多くご利用頂いている
   紙質となります。
   ただし、「揚げたての揚げ物が入っている袋」や「熱いお弁当の容器」、「屋外で陳列
   する商品」等に貼り付ける用途には、ラベルが熱や紫外線で変色する関係から不向
   きとなります。
   感熱紙と一言で申しましても、更に細かな分類があり、標準的な一般紙サーマルの
   ほか、耐水性のある感熱紙や、変色が起こりにくい感熱紙、汚れが付着しにくい感
   熱紙、冷凍しても糊が固まらず粘着力を維持する冷凍サーマルなど様々な種類がご
   ざいます。この様な特殊な機能を持った感熱紙をご希望の場合は、まずは弊社まで
   お気軽にご相談下さいませ。


 
 ②普通紙
   普通紙は、カーボンリボン転写(熱転写)仕様のプリンターでのみご利用頂ける紙質
   です。上記プリンターでは、TASSHA、DR300i、MRシリーズ、SRシリーズ、R308R、
   EtVie、Lespritシリーズ、スキャントロシリーズ、SATOCシリーズ等の熱転写仕様
   (感熱紙仕様は不可)
が、この用紙に対応致しております。尚、HT200、Barlabe
   シリーズ、FI212T等は感熱紙専用機となりますので、普通紙はご利用頂けません。
   サーマルラベルと違い、カーボンリボンを熱で紙に転写する印字方法の為、直射日光
   や温度に強く、サーマルラベルでは対応が難しい用途にお使い頂けます。
   普通紙にも感熱紙と同様、更に細かな分類があります。特殊仕様の普通紙をご希望
   の場合も、まずは弊社までお気軽にご相談下さいませ。


◎ラベルサイズについて
  プリンターの機種と紙質が決まりましたら、最後にラベルサイズを選びます。
原材料名などの表示文字数が多くなればなるほど、大きなラベルが必要となります。
プリンター用ラベルのサイズは非常に種類が多く、通信販売のページで掲載しておりますラベルは、 そのプリンターに対応したラベルサイズのごく一部となります。掲載品以外のサイズをご希望の場合は、 お気軽にお問い合わせ下さいませ。



なお、食品品質表示では、法律によって文字の大きさや表示項目が定められております。
規定外の小さな文字で表示を行いますと、違法表示となる可能性がございますのでご注意下さいませ。

◎食品品質表示(原材料表示)プリンターの御問い合わせについて
  大まかなプリンターの種類や選択方法、ラベルの種類や選択方法等は上記の通りとなりますが、 ラベルプリンターの初期導入時に、上記の様なプリンターの分類、印字方式、紙質、 ラベルサイズ等が完全に決定している事はあまりなく、一般的には、どの様な商品に、どの様なラベルを、 どの様な方法で表示を行うかのご希望を、お客様より弊社まで御問い合わせ頂きます事で、 そのご希望に合った最適なラベルプリンターやラベルをご案内させて頂いております。

また、ラベルプリンターからの出力が、法律に準拠した最適な表現方法であるかの確認や、 表示に必要なラベルサイズの精査を行い、一番合理的で無駄の無いラベルサイズをご案内する事で、 コストを最小限に抑える方法等のご案内、また、ご希望であれば中古プリンターと組み合わせて、 初期導入をなるべく安価に抑えるご案内もさせて頂いております。
まずは、ご希望の表示内容を弊社まで御問い合わせ頂ければ幸いです。

お問い合わせは、こちらのお問合せフォームのほか、 お電話(052-661-0198)、FAX(052-755-8777)、 Eメール()のいずれかの方法にてお願い致します。

◎上記食品品質表示(原材料表示)用プリンターでの出力に最適な加工食品の一覧
  パン(調理パン含む)、各種菓子(生菓子、焼菓子、洋菓子、ビスケット類、クッキー類、 油菓子、米菓、キャンデー、チョコレート、砂糖菓子、スナック菓子等)、めん(ラーメン、 蕎麦、うどん等)、豆類加工品(あん、餡子、きなこ、豆腐、油揚げ、ゆば、納豆、ピーナッツ製品、 いり豆等)、砂糖(砂糖、糖みつ、糖類)、お茶、野菜加工品、粉類、農産加工品、食肉製品(ソーセージ、 ハム、ベーコン等)、酪農製品(牛乳、加工乳、乳飲料、チーズ、バター、アイスクリーム等)、 加工卵製品、畜産加工品(はちみつ等)、加工魚介類(素干し、塩干、煮干、塩蔵、缶詰、練り製品、 加工水産物冷凍食品等)、加工海藻類(こんぶ、昆布加工品、干し海苔、のり加工品、干しひじき、 寒天等)、水産加工食品、調理食品(塩、みそ、醤油、ソース、食酢、スープ等)、食用油脂、 調理食品(調理冷凍食品、チルド食品、レトルトパウチ食品、弁当、おそうざい等)


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